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2012.11.01 Thursday

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2010.08.27 Friday

王の記憶

 
「私は王だったのに」



忘れもしない、小学校一年生の時の、記憶力テストのこと。

グループに分かれ、どのグループが一番記憶力がよかったのかを競うテスト。

「リーダーを決めてください」

という先生の言葉に、まっさきに手をあげたのが私だった。

引っ込み思案で臆病な自分のどこに、そんな自信があったのか。

私はできる、という確信があった。



テストでは、ともかく私自身の能力の低さが露呈された。

他のグループとの差が歴然。

それに重なり、グループ内の他の子が私を白い目で見る。

言うことを聞いてくれず、勝手に動きだす。


「私は王だったはずなのに、なぜこんなことも出来ないんだ・・・」


深いジレンマ。焦り。自分に対する憤り。

プライド、だと思う。それが、一気に傷つけられた出来事だった。


「私にはもう何もできない・・・。王である能力を全て失ってしまった」




威厳に満ちた王だった。

厳然として王座に立ち、全ての者を指揮して国を動かすことのできる力を持っていた。

誇り高く、愛情深く、そして・・・



思いだそうとすると、頭が痛む。









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